アロマテラピーと一次予防を考える
~うつとアロマテラピー~

2015年9月5日に開催されました専門セミナーのご報告を、ブログでも2回に分けて、ご報告致します。
「講演 2」は、脳の解剖学的な事や実験結果が多く講演されました。結論的な事を中心にまとめてみましたので、ご関心あります方、御覧になってみて下さいませ。

【講演 1】は ⇒ こちら
【講演 2】「ストレスと脳疲労、香りの効果」 外池光雄氏

講演  2
「ストレスと脳疲労、香りの効果」

外池光雄 先生
・・・静岡大学文理学部卒業。電総研大阪LERC研究室長、産総研主任研究員、千葉大学工学部教授を経て、現職  藍野大学医療保健学部 臨床工学科 学科長・教授、工学博士をされています。2014年「第48回 日本味と匂学会大会 日本味匂学会功労賞」受賞。

脳の可塑性
 物体に力を加えて形を変えること、すなわち歪みを作ったとき、通常はその力が取り除かれれば、元に戻ろうとする性質が働き、歪みが無くなるが、ある一定以上の限界を超えた時は、力を取り除いても変形がそのままになる性質、すなわち永久的な歪みが生じる、そういった特徴を持っているという事。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)
始めは、「精神の傷」であるが、それが、「脳の傷」に移行してしまう状態。

 愛は脳を活性化する 
事故で脳の半分を失ってしまったお子さんがいらっしゃったそうです。そのご両親は、毎日、お子さんの手を触って、呼びかけをされていたそうです。そのお子さんは、脳が半分しか無いにも拘らず、「見かけ上は普通に」学校に通う事が出来るようになったそうです。 ⇒ 他が代行。脳が可塑的に働いた例。

匂いを識別する嗅球の糸球体
 動物・・・1000個
 人間・・・350個
 これらの糸球体の組合わせ次第で、ありとあらゆる匂いを識別出来る様になっている。
 
・・・動物って、嗅覚がやっぱりスゴイノデスネ

アルツハイマーの初期は、「嗅覚障害」
 最近、認知症に罹患される方の人数が莫大に増加し、認知症の研究が進みました。
「認知症」高齢化社会に伴って、現在日本では、なんと462万人、認知症予備軍は400万人といわれているそうです・・・。

「アミロイドβ蛋白」という物質が、脳の「海馬」という部分に溜まってしまって、神経細胞壊死を引き起こし、記憶のデータベースが破壊されてしまう病気です・・・。初期症状は「記憶障害」とのイメージがありますが、実際は「嗅覚障害」が初発症状だそうです。

 『嗅神経は、五感の中で唯一、大脳新皮質を経由せずに、ホルモン分泌を司る視床下部や、記憶を司る海馬、情動に作用する扁桃体に繋がっており、その嗅神経に効果的な刺激を与えることによって、、認知機能の改善効果が示された
という事については、去年開催されましたセミナー「精油による認知症予防」という講演のご報告で、申し上げました通りです。

毎日10分の芳香浴で頭痛発作回数が軽減(使用精油:グレープフルーツ、オレンジ、イランイランの何れか1つ)

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(見難くてゴメンナサイッ)

香りと記憶
 香りの認識は、最終的に、脳の「眼窩前頭皮質」という、目のすぐ後ろ側の辺りの部分で、「これは何の香りか?」という事が識別保存されるそうです。再度その匂いを嗅いだ時に、その時の記憶が引き出されますが、海馬は、匂いを長期記憶に換える部位で保存の場所では無いそうです。
 しかし、五感のうち、匂いの感覚だけが、大脳新皮質(新しい脳)で、「これは何の香りである。」と認識がされる前に、まず始めに大脳辺縁系(古い脳)にダイレクトに繋がるので、理屈抜きで、特定の香りがそれにまつわる記憶を呼び起こしたり、心地良い感覚が蘇ったりする、という事。

 嗅覚は感覚器の中で、記憶とのつながりが最も強いという事。


脳の再生
 唯一、嗅覚系と、海馬系のみ、1回/月で再生されているそうです。
 また、記憶力が良い方は、「調香師」さんが多いそうです。

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「生活の木」昼用と夜用のブレンド精油 1本¥1944-

セミナーの講演 1 でも、「抗ストレス作用」が認められた精油として、柑橘類の精油、特に「レモン」が挙げられていました。

認知症予防にお薦めの精油として、『昼はローズマリー・カンファーとレモン、夜はラベンダーとオレンジ・スイート』が有名になりましたが、認知症、といった観点でなくても、女性は生理や更年期などもありますから、「自律神経を整える」といった目的の使用もお薦めですね

神楽坂散歩

銀座でランチ&マリアージュフレール

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